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2015年12月

2015年12月26日 (土)

就職支援講演会がありました

12月上旬、専攻の卒業生をお招きし、
就職活動や現在のお仕事の様子などをお伺いする
講演会がおこなわれました。
博士後期課程の卒業生としては、昨年夏に博士号を取得された
当ゼミの修了生である下村奈穂子さんがいらっしゃいました。

下村さんは現在、東京の根津美術館で学芸員として
ご活躍されています。
お話には、就職前から現在までの様々な内容が盛り込まれておりましたが、
修士時代から長期にわたって
美術館でのアルバイトを続けられてきたことや、
その間学芸員になるために研究の方向性をきちんと定めたうえで
博士後期課程に進まれたことなど、
明確な目標をもって歩まれてきたことが、
現在のお仕事に直結していることがよく伝わってくるお話でした。

また、普段のお仕事の詳しい内容についてもご紹介いただき、
広い庭園内に複数あるお茶室を利用した特色ある活動や、
海外からの来館者の構成など、
様々な角度からご紹介いただけたので
一利用者としても、今後
根津美術館を訪ねる楽しみが増したように感じます。

講演会後は、皆で下村さんを囲んで食事会をしました。
下村さん、どうもありがとうございました!
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                          (く)

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2015年12月20日 (日)

美術遺産演習が終わりました

11月14日、15日に集中講義「美術遺産演習」のため、

関西の美術館や博物館を訪れました。

■ 大阪大学総合学術博物館  
企画展「金銅仏きらきらしーいにしえの技にせまるー」
金銅仏の展示と、その技法や材料の科学的分析の成果を
見学させていただきました。普段、仏像はその様式や形式という視点から
見ていますが、こちらでは成分分析などの
科学的な方面から仏像をながめることができ、新鮮な感覚を覚えました。

■ 大阪市立東洋陶磁美術館
学芸員の小林仁先生より、
館や収蔵コレクション形成の歴史の説明していただきました。
さらに、開催されていた「新発見の高麗青磁ー韓国水中考古学成果展」の
みどころも解説していただきました。
水中考古学の研究成果を踏まえた展示では、
制作された青磁の運搬状況など、かつて人々が青磁を手にするまでの
流通の様子も垣間見ることができました。


■ 白鶴美術館

学芸員の田林啓先生に
展示されている収蔵コレクション一つ一つを丁寧に解説をしていただきました。
青銅器の文様の中にひそかに組み込まれた動物たちは、
一人で見学していたら見落としていたかもしれません。
また、二階に展示してあった中国北魏時代のものとされる
耳飾りに彫刻された小さな仏像が忘れられません。

■ 大阪市立美術館
学芸員の齋藤龍一先生のお計らいにより、
中国南北朝時代や唐の石仏、金銅仏のコレクションを
真近で見学させていただきました。
以前展示室で見たことがある、もしくは、
図版や写真データで見慣れていると思っていたものでも、
さまざまな角度や違う光線の下で至近距離で見るとまったく違う姿に
見えることが面白くもあり、対象を実見し観察し続ける大切さを
改めて痛感しました。


※お世話になりました学芸員の先生方、誠にありがとうございました。

                                    

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(写真:大阪市立東洋陶磁美術館にて、
出川館長、小林仁先生、白鶴美術館山中先生と記念撮影。)

                       (文、写真=因幡)

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