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2015年11月 4日 (水)

四川、上海2

そして3日目は、結構なアドベンチャーでした。旺倉の仏子崖石窟は、行ってみると川向こうにあるのですが、橋がありません。管理している老人によると、文革の頃流されてしまってから無いとのことで、私は早々に断念しましたが、符先生と学生の姚瑶さんは、果敢にも裸足で川に入り調査をしてきました。私は、対岸からその様子や、望遠でいくつか見える造像を見るだけでしたが、先生方から写真を頂き、嬉しかったです。風邪や破傷風を考えると、躊躇してしまう自分はだらしなく、少し反省しました。そのあとは車を飛ばし、巴中の恩陽石窟、石門寺と駆け巡りました。石門寺は、保存がよく面白かったです。

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西華大学で講演会をすることになっていたので、その翌日は南充に向かいましたが、その途中、広安相寺に寄りました。李静傑先生から強く推薦してもらったところで、非常に趣きのある石窟でした。Img_7517_4 一番古い龕は北周から隋時代のものであろうと教えていただいていたので、どれがその龕かみなで探して面白かったです。盛唐およびそれ以降の龕も多くバラエティーにとんでいました。行ってよかったです。しかし、ここに行くのがまた、大変でした。近道をしようとしたのが間違いで、郷道と呼ばれる狭いくねくねとした道と、車がぎりぎりすれ違うことのできる山道が交互に現れ、そこをクラクションを鳴らしながら10キロ以上走行し、ジェットコースターに乗っているような状態でした。実際ジェットコースタより、怖かったです。

西華大学では、なんと400人以上の学生が集まりました。登壇したところ歓声が上がり、講演終了後は30人以上の学生が並んで、私との記念写真やサインを求めてきました。写真はともかく、サインは勘弁して欲しかったのですが、許してもらえませんでした。宝塚のスターさんになったような気分でした。日本では無い経験で、当惑した、というのが正直なところです。

成都に戻って省の博物院を見た翌日、張成先生とお別れして、上海に向かいました。上海では阮荣春院長のお招きで、華東師範大学で授業と講演会をしました。授業は、私が北京大学に留学していた1989年にお会いし、四川の綿陽を案内いただいた何志国先生のゼミで行い、学生さんたちと討論もしました。また翌日は何先生およびその学生さんたちと上海博物院の中国仏教造像を見たのち、大学へ戻って講演会をしました。ここでは阮先生方をはじめ、修士生や博士生が100人くらい集まってくれて、楽しかったです。さらに、豪華な夕食をごちそうしていただいた後、華東師範大学の先生方とお別れし、復旦大学の旧友である劉朝暉先生と会いました。外灘の遊覧船を改装したレストランに連れて行っていただき、ビールを飲みながら、いろいろな話をすることができました。しかし、やはりかなり疲れていたらしく、ホテルに戻ったあと、すぐに意識を失いました。

今回は、本当に有意義な調査旅行でした。お世話になった諸先生方に心から御礼申し上げます。

  

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